|今日は会社をオサボリして

今日は会社をオサボリして、乗り鉄の旅に。

別にサボる予定もなく、普通に家を出たんだけれど、通勤途上でカギを忘れてきたことに気がついた。
そこにはロッカーの鍵がついており、そのロッカーには仕事着(白ワイシャツ&ネクタイ)が入っている。それに着替えられないのはどうかと思い、そのまま体調不良を理由にサボリを決め込んだという次第。

そのままJRに乗って国盗りの花摘み合戦——今週は浦和・大宮・川越——に参加。要するに川越線に一本乗っていればクリアなんだから楽杉。されている!
仲介手数料が割引されている!

さらに足を延ばして川越→高麗川→高崎と・・・。
気ままなスイカの旅である。

で、寄居を過ぎたころ、車掌が車内改札にきた。
いや別に悪いことはしてなので、誤ることも逃げることもないわけだが、モバイルスイカで東京大回りを行っている最中のこと。
近郊区間大回りやモバイルスイカでトラブったらどうしようかと思いながら
※今時「近郊区間の範囲はもちろん、『近郊区間』という単語を知らないのか、それとも意味を知らないのか?といった車掌もいるんですね。たまには」

モバイルスイカを見せたら、あっさり「モバイルスイカですね?」と言われて確認もせずに終了。

こんな車改やってるようじゃ、キセルし放題なのかもしれないな。

|「んで、イリス。

「んで、イリス。今日は一体何の用だ。まだあの館で目当ての物は見つかってはいないようだが」
「あー……あぁ、うん。見つかってない、っていうか捜査は難航してる。本当にそんなのがあるかどうかも疑わしくなってきたよ。最後までちゃんと探してはみるけど」
「ふむ、まぁ古い館らしいからのぅ。イリス一人じゃ大変じゃろ。されている!
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やはりワシも行くとしようか?」
「いいよいいよ、ホント老朽化進んでるし埃っぽいしでじいちゃん行ったら色んな意味で大変だろうからいいよ。廊下とか下手したら穴開きそうだもんっていうか、開いてるもん。止めてよじいちゃん去年大通りで引ったくり相手に大立ち回りやらかして腰痛めてんだから、これ以上負担かかるような事しちゃダメだよじいちゃんに何かあったら母さんじゃなくて父さんが泣くよ!?」
考える間もなく口を開く。

「それに……一応ね、友達が付き添ってくれてるんだ。だから大丈夫。時間はかかるかもしれないけど、ちゃんと全部の部屋確認して探してくるよ」
「元はワシに宛てられたものなんだがのぅ……まぁそこまで言うなら任せるとしようか」
「任せてよ。でさ、ちょっと聞いていいかなじいちゃん。ロイ・クラッズって一体どんな人だったの?」
「そんな事聞いてどうする」